受診する時の判断ポイント

なかなか踏み出せない心療内科

心療内科の定義は「心理的な要因から、身体に症状があらわれる『心身症』の治療を行う」ところです。心療内科へ行く目安や基準は実はありません。本人が辛いと感じた時に行けばいいのです。ですが、風邪やインフルエンザのような分かりやすい症状があれば、病院にすぐ行けるのに、なぜか心の病のときには、なかなか足が向きません。自分は本当に病んでいるのか、これくらいならまだ平気かも、もう少し頑張ってみよう、と思ってしまいます。そして気がつかないうちに、心も身体も限界を超えています。心の問題は他人を基準にしてはいけません。心の強さ弱さは人それぞれです。もし今、何かに悩み、辛いと感じているのなら心療内科を思い切って受診してください。誰もあなたを責めたりしませんよ。

心療内科に行くべき症状について

こんな日々が続いていませんか?それは心療内科へ行くべき症状です。「眠れない日が続いている」または「寝ても途中で何度も起きてしまう」逆に「何時間でも寝続けてしまう」、これは睡眠障害です。「寝ても疲れがとれず、倦怠感が残っている」「食欲不振」または「食べても美味しいと感じない」「悩みや悩みによるストレスで2週間以上落ち込んでいる」「些細なことでも不安に感じ、全て悪い方向に考えてしまう」「何をやってもうまくいかず、集中力が低下している」「仕事に行けず休んでいる」「誰とも話しをしたくない」など、挙げればきりがありません。腹痛や頭痛を訴える人もいます。目に見えて症状が出ていれば、すぐに行くべきですが、自分で自覚してない場合が一番怖いことです。家族や友人の心配する声にも、ちゃんと耳を傾けてください。必ずあなたを気にかけている人がいます。